Nakakichiの採集記

タカラガイ、イモガイ、ソデボラ科、ウグイスガイ科が好きなコレクターの採集記。ホームグラウンドは中紀・南紀。

20200301 中紀採集 [後半]

この前の続きです。

南部ロイヤルホテルを出発し1000に向かいます。

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到着してすぐ、何やら白黒のタカラガイが。

クチグロキヌタです。

御前崎や房総では普通種ですが、和歌山県では比較的珍しい種になります。自分の採集記録を見返したところ1000での採集は12年ぶりでした。

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次に出てきたのはセロガタケボリ。テンロクケボリと似ていますが、点が7つあるのでこの個体はセロガタケボリです。これも中紀では初採集。(過去にテンロクケボリは見かけましたが)

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そのすぐ近くには、これも房総と沖縄でよく見かけてなぜか和歌山では少ないアジロダカラを発見。

背面の擦れた色が赤みがかったクリーム色なのでアジロで確定です。カバホシだと茶色になりますから。

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途中経過。

ウキもカノコも順調です。このままいけば10個くらいありそう。

 

しかし、期待とは裏腹にウキは3個しか採れずカノコとカバホシがそれぞれ4個を超えてしまう。浜の端に到着した時、ウキダカラよりも珍しいものを見つけてしまった。

 

 

 

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イボダカラの良品!!!

しかし肝心なところでピントが合ってない…

残念ながら艶は無かったですがほぼFDに近い個体でした。

1000でのイボダカラの採集個数は15年間で4個で、この個体で5個目です。

イボダカラは私が一番好きなタカラガイでもあるので、ウキダカラが採れないことへの不満など消え去ってしまいました。

その後も着実にカノコが増えていっただけでめぼしいものは無く、1000から撤収。

さらに西のポイントを目指します。

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1000から歩くこと約1時間半、岩代駅に到着。

駅前の浜を物色すると、ウキダカラがある程度であまり貝はなく予定より1時間早く撤収。

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岩代王子。電車の到着まで時間があったので立ち寄りました。

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そして南部駅に到着。と同時に激しい雨が…

何というベストタイミング!

しかし、帰りのくろしおまで1時間半もあるので駅の中に籠もっていました。

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その後無事くろしおに乗り、帰還しました。

 

採集結果

堺漁港

コセンジュガイ×3(うち2個体は肉入りで中身が取れず処理断念)

エビ網の漁労屑より採集。水深70m


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4方向から撮影

 

1000と岩代駅周辺

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イボダカラ、ウキダカラ×5、カノコダカラ×8、エダカラ、カバホシダカラ×4、アジロダカラ、クチグロキヌタ、サバダカラ×4、コモンダカラ、ツマムラサキメダカラ×3、サメダカラ×2(うち奇形1)、シボリダカラ(矮小、15mm)、チャイロキヌタ(FD1)×3、メダカラ(FD)、カモンダカラ、ベニイモ(食べれません、ただし沖縄からの持ち出しは可能)、テンガイ、セロガタケボリ

※画像の右端のコセンジュガイは堺漁港のものです

 

今回はウキダカラが少なく、カノコとカバホシが異常に多かったです。普段ならあまり採れない種類が多く採れるのは嬉しいですが、ウキダカラを目当てに行ったので少し残念ではあります。まあ、イボダカラが採れたので何も文句はありません。

 

今回の採集で歩いた距離

28.3km

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次回は御前崎での採集記事になります。

それでは失礼します。