20200307-0309 沖縄本島タイムアタック採集 1日目・2日目
御前崎採集の翌日、合格発表があり無事に合格を確認。合格したらすぐに沖縄に合格報告兼採集に行くと宣言していたので、空港に行きJALのスカイメイトを利用して沖縄へ。
スカイメイトとは12歳以上25歳以下の方限定の格安運賃のことで、搭乗日当日に出発空港にて空席がある場合のみに利用できるものです。通常運賃の約半額〜60%割引で乗れるのでかなりお得ですね。ただ、予約ができないので、重要な用事がある時は利用するのを避けた方が無難です。
伊丹空港の出発ロビーで待機していると、搭乗する便が遅延するとのこと。
飛行機の中で2時間ほど寝ていると知らぬ間に沖縄・那覇空港に着陸。
これを見るのは何十回目だろうか。もう数え切れない。
ホテルに到着し、とんでもないことに気がつく。筆箱を機内に忘れ、手袋を持ってきていなかった!
すぐに近くの店で瓦礫撤去用の手袋を購入。
沖縄のサンゴ礁の石灰岩はかなり鋭く、ちょっとしたことで手を切るのでこの程度の防御が必要です。(前に一度、石灰岩で足をすりむいたことがあります)
3月8日、目が覚めたら8時半。絶望的な起床をしてしまいました。既に乗る予定のバスは行ってしまっており、すぐに予定を立て直します。
その結果、採集に費やせる時間が80分であることが判明。タイムアタック採集が決定しました。目標は制限時間内にフイリチドリを発見すること。ただでさえ採集が困難な種をそんな方法で手に入れられるかは不明ですが、ひとまず、採集ポイントの糸満市に向かいます。
ポイントに到着してすぐ、熊手でフイリチドリを採掘します。すると、チドリダカラ(1つはFD)を2つ同時に発見。経験則ではフイリチドリはチドリFD 25個につき1個の割合で見つかるのでとりあえず採掘を続けます。
途中経過。この時点で40分が経過。残り40分で見つかるか不安になります。
結果、フイリは見つからず。80分で見つけようというのがそもそも無謀だったかもしれませんね。
3/8の結果
フイリの代わりにジュズダマ(破損)が採れました。あまり良い成果とは言えないので、翌日の採集ポイントに悩みます。
久米島か本島北部で悩んだ結果、本島北部を選択しました。3/9につづく。
3月9日、昨日とは違い、しっかりと起床。那覇空港に荷物を預けて身軽になり、高速バスで名護を目指します。
名護に到着し、名護市の市街地から程近い人工ビーチへ。過去に何度も来ていてそれなりに良い成果があったので期待です。
歩いていると変わったものを発見。
サラサミナシモドキのフリークです。こんなに変形した個体は初めて見たので、状態は悪いですがお持ち帰りです。
続いて適当に見て回っているとジャノメを発見。擦れていますがジャノメは8番目に好きな種類なので当然お持ち帰りです。
そしてここでまさかの、ハラダカラ!!!
ここ、人工ビーチですよ。なんでこんなのが落ちているんですかね。破片ではあるものの、ハラダカラが打ちあがる人工ビーチ…恐ろしい!
そのあとも色々と採集し、バスの時間になったのでA&W浜へ。
バスの時刻を確認したところ、なんと!
「制限時間60分」であることが判明。こんな制限時間では採集など無理だと思っていましたが、浜の状態があまり良くなかったので、なんとか制限時間内に収まりました。
A&W浜に到着し、少し歩いていると、まさかのチリメンダカラが。糸満では一つの浜で40個くらい採れるほど普通種なのに、名護では激レアです。
続いて、ミカドミナシの良品を発見。これは見つかると嬉しいイモガイで、御前崎でヒメハラを採るような感覚で採集する貝です。
そして、制限時間の60分が経過し、強制退去。
少ない時間の割にはイモガイが充実していて楽しかったです。
その後、高速バスで那覇空港へ戻り、出発ロビーへ。
搭乗する飛行機がJTAと美ら海水族館がコラボしたジンベイジェットだったので歓喜。
機内で寝ていると知らぬ間に関空に到着。その後無事に帰宅しました。
尚、機内に忘れた筆箱は那覇空港で預かってもらっていたものの、取りに行くのを忘れ、北海道に行く際に関空で回収しました。
3/9の採集結果
(ハラダカラが打ちあがる人工ビーチ)
制限時間90分
ハラダカラ(破損)、ジャノメ(穴あき)、カバフ(沖縄ではあまり見かけない)、ヒロクチ、スソヨツメ、ヨツメ、メダカラ(沖縄では希少)etc...
ハナヤカケボリ、シロマダライモ、タガヤサンミナシ、ベニイタダキイモ、サラサミナシモドキ、コモンイモ、ヒラマキイモ、サツマビナetc...
(A&W浜) 制限時間 60分
ミカドミナシ、クロフモドキ、クロザメモドキ、ヒラマキイモ、コモンイモ、ニシキミナシ、トサカガキ、ジュドウマクラ、ウラスジマイノソデ、チリメン、メノウチドリ、ヨツメ、サバ、ホンサバ
以上になります。最後まで読んで下さりありがとうございました!
今回は採集がメインではなかったのであまり採集はできませんでしたが、楽しめたので良かったです。
次の記事ですが、北海道採集の記事か串本採集の記事のどちらかになるのですが、北海道の貝の同定がまだ終わっていないので串本が先に出ると思います。