Nakakichiの採集記

タカラガイ、イモガイ、ソデボラ科、ウグイスガイ科が好きなコレクターの採集記。ホームグラウンドは中紀・南紀。

20200228 中紀採集(2020年初採集)

初めましての方は初めまして。Nakakichi と申します。この度思い切ってブログを開設しました。

ブログ初心者のため拙い点が多々あると思いますが、年月を経る毎に上達すると思いますので、暖かい目で見て頂けると幸いです。

 

初投稿は先日2月28日に中紀に採集に出かけた時の記事です。この採集は2020年の初採集となります。

まずはJRで御坊駅へ。約8ヶ月ぶりの採集なので気持ちが高ぶります。(ウキダカラが大量に採れたら良いな)などと妄想しつつ、くろしおに揺られます。

御坊駅からバスに乗りポイントに到着し、早速打ち上げ帯や貝溜まりを匍匐前進で物色します。

 

 

すると、カノコダカラ(擦れ)発見。中紀では比較的希少なのでチャック付きポリ袋にしまいます。
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海岸線に沿って歩いていると…

ヒメホシ発見!これも中紀ではなかなか見ないのでお持ち帰り決定です。
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それから一度浜から撤収し休憩を挟んで採集再開。それから歩き始めて15分、何やら見慣れないものが落ちているのに気づきました。

メダカラにしては白い。もしや…と思い、拾い上げてみると…
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薄紫色に色付いた両端、黒く染まった螺塔…

間違いない、アレだ。
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ハモンドダカラ!!!

思わず大声で叫んでしまいました。

自己採集2個体目かつ和歌山県産2個目。

関東の方では和歌山県よりは多く産出するようですが、和歌山県では非常に稀少。

しかも中紀での採集となると恐らく前例が無いかもしれません。

 

そのあとも中紀では比較的珍しい種が立て続けに。

サバダカラや

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イモガイではムラクモイモが。

これも中紀では初採集です。
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そしてニセサバダカラ。

ニセサバは結構好きな種なので見つかると嬉しいです。

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しかし、期待とは裏腹に、ウキダカラが一つも採れない!!!!

迫るタイムリミットへの焦りからか「サバはいらないからウキダカラをくれ」と呟く。

そしてここでまさかのホンサバダカラのブロッチ残りを発見!

いつもなら飛んで喜ぶのにウキダカラのことしか考えていなかったからかあまり嬉しくない。

この時点でサバ3兄弟が揃いました。

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少し進むと漁労屑と思しき貝溜まりが。近寄って見てみるとタコノマクラが複数。

私にはタコノマクラを洗浄する技術がないので、残念ながら放置で先に進みます。

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そして…次のポイントに到着し、「さあ、採集をしよう!ホシダカラがホシい」などと言っていると…

 

ホシダカラ成貝(破片)発見!!!

中紀での採集は極めて稀少で、本当に拾えるとは思っていなかったので絶句。

歴史的記録かもしれないと思いつつチャック付きポリ袋にしまいます。
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その後はウキダカラも見つからず、テングニシが大量に投棄されていたり…
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こんな感じの変わった地形があったりと、徐々にウキダカラが採れないという不安が確信に変わりつつあります。

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そして最後の浜に到着。貝溜まりが複数個あったのでひとつひとつ丁寧に探していると、遂に!

ウキダカラ発見!

最後の最後に出てきてくれました。

しかしこの1個体のみでした。

まあ、採れないよりはマシだと思いつつ駅に向かいます。

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無事駅に到着し、列車に乗り込み帰還。

初採集が最高の結果になりました。

 

採集結果

 

(読み上げは抜粋) 赤字は特に嬉しかったものです。

ハモンドダカラ

ホシダカラ成貝(破片)

クモガイ(幼貝)

ラクモイモ

サバ3兄弟

アジロダカラ

ウキダカラ

ヒメホシダカラ

 

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[追記]

採集で歩いた距離。

平均的な距離でした。いつもこんな感じです。

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